歯周病が歯を失う最大原因

健康な状態の歯肉はピンク色に近く、引き締まっているが、歯周病が進んでくると歯肉は赤紫色となり、弾力が失われてくる。歯肉が痩せてくると歯が長くみえたり、歯と歯の間の隙聞が大きくなったりする。細菌の繁殖に伴い口の中がネパネバし、口臭もひどくなってくる。歯肉がゆるんでしまうため、歯がグラグラし、噛み合わせも悪くなっていく。痛みがないために気づかずにいるが、 日本人成人の約数%が歯周病にかかっている。 歯垢のみが原因ではなく、多くの複合的要因によって発生し、歯垢が一切関係ない歯周疾患も存在する。歯周病は日本人中高年の国民病で、成人の歯の喪失原因の数パーセント以上を占めている。

歯を失うのは加齢(老化現象)が原因ではなく、歯磨きをはじめとする本人の口腔内衛生管理に問題があることと、今までの歯の治療法ではむし歯や歯周病になると最終的には抜歯してしまうことが多かったことが大きな原因となっている。歯の病気は口の中の環境の悪さから起こり、歯周病が歯を失う最大原因である。 口の中には300種類以上の細菌がいて、手入れの良い人でも500億、普通の人 で2000億、手入れの悪い人は1兆個以上の菌が生きている。口の中には、細菌のエサとなる食物はいつも定期的に入ってくる。歯磨きが不十分だと食べかすが歯につき、それをエサとする細菌がとりつき歯垢中の細菌は増殖して、むし歯や歯周病の原因となる。むし歯菌は好気性なので、空気のある歯の表面についている歯垢の中で繁殖する。歯周病菌は嫌気性のため、空気に触れない歯周ポケットの中で繁殖するのが特徴。