唾液の役割

ふだん気にかけることは少ないかもしれませんが、実は唾液にも、さまざまな役割があります。

一番有名な役割は、食べ物の消化を助けることです。唾液が混ざると、食べ物がかみやすくなります。また、食物は唾液と混ざると糖に変化するため、唾液があることで、食べ物本来の味をあじわうことができています。

また、しゃべるときにも唾液の存在は大切です。緊張すると唾液が少なくなり、話しづらくなった経験をしたことのある人は少なくないでしょう。

ほかにも、唾液には発がん物質をおさえる成分がふくまれていたり、口内の細菌を抑える力をもっていたりします。さらには、胃や食道の傷を修復する物質もふくまれているため、ちょっとした潰瘍なら、よくかんでいるだけで治った、ということもあります。

健康な人であれば、自然と分泌される唾液ですが、なかにはドライマウスといって、唾液量の少ない人もいます。

歯科医院にいくと、唾液量をはかる検査などもしていますので、気になる方は、一度受けてみるのもよいかもしれません。唾液の分泌は、かみ合わせの影響を受けるので、合わせて診療が必要な場合もあります。