口中のばい菌

歯磨きが不十分な口中で、細菌は時間ほどで層を作り、歯を覆い始めて歯垢が出来る。その後213日でプラークはより粘着性の強い、厚い層となる。歯の表面はブラシで落ちるが、歯と歯の聞や歯と歯ぐきの境目はブラシもあたりにくく磨き残しができてしまう。

そうして残った細菌群は唾液中のカルシウムと反応し歯石という更に落ちにくいかたまりとなる。タバコを吸うとニコチンやタール等の化学物質がプラークや歯石と結着してさらに汚れを落ちにくくし、空気と触れない嫌気性のばい菌の繁殖を助けて歯周病を悪化させるので、口腔内衛生に喫煙は致命的なダメージを与える。口の中の悪い衛生状態が全身に及ぼす病気としては肺炎・心臓病・脳出血・認知症・糖尿病・早産・低体重児出産・インフルエンザ等がある。糖尿病は免疫力を低下させて歯周病を悪化させたり、逆に歯周病が糖尿病を悪くしたりもする。また、妊婦の場合は歯周病菌の出す物質が血液中に入ると、子宮が収縮して早産や低体重児の出産が起こりゃすい。 歯周病の人は、口中のばい菌が血液中に入りやすいため正常な人よりも倍も心臓病になるリスクが高い。それは歯周病菌が血液中に入り込み、血管を通じて心臓に入って菌が増殖し、血流が阻害され血栓が出来やすくなるからだ。